MT車の免許を取得するメリットとは

ほとんどがAT車の今、MT車の免許を取得するメリット

ほとんどの人が自動車の運転免許で最初に取得するのは、普通自動車免許です。これは車両総重量3.5t未満の乗用車の運転ができる免許ですが、オートマ―チック車(AT車)限定で取得することが可能です。AT限定の普通自動車免許を取得する人の割合は都市部を中心に高くなっており、全国平均でも6割を超えています。乗用車であれば一部のスポーツカーを除いてMT車はほとんど販売されていませんが、MT免許を取得することには多くのメリットがあります。

乗用車の大半はAT車ですが、トラックやバスなどではAT車はほとんど普及していません。このため、準中型・中型・大型自動車の免許ではAT限定という設定が存在しません。AT限定の普通自動車免許を取得した後に準中型以上の運転免許を取得することも可能ですが、教習の際にクラッチやシフトチェンジの練習も必要になってしまうでしょう。将来にプロ免許を取得する可能性がある方は、MT免許を取得しておいた方が有利です。ヨーロッパではAT車の普及率が低く、AT限定免許を取得するとレンタカーを利用できない場合があります。海外旅行の際に現地でレンタカーを利用する場合も、MT免許を取得しておいた方が良いでしょう。