燃料電池自動車「FCV」は快適？課題の残るいま
燃料電池自動車であるFCVは環境性能がとてもいい車で、エコを考えのであれば選びたい車です。水素を燃料としていて、酸素と化学反応させることでエネルギーが生み出され、排出されるのは水です。大気を汚してしまうものを生み出さないから、この車だけが走るようになったら、街中の空気も一変するでしょう。でも、余り普及していない現状があり、その理由は生産しているのが特定の自動車メーカーだけだからです。まだまだ身近な存在ではないため、車の買い替えのときに選択しにも入れないことが多いですし、まだまだ十分なメリットが知られていません。
選ばれない理由とともにこの車のデメリットといえるのが、圧倒的な水素ステーションの不足です。ガソリンスタンドに水素ステーションを併設できることになりましたが、ただ設置できるわけではありません。水素は高圧ガス保安法というものでいろいろ厳しく規制が行われていて、取り扱いを間違うと爆発などの危険があるためです。ガソリンスタンドとの併設のためにいろいろと緩和されましたが、規制の見直しが一挙に行われるのではなく段階的に進んでいるため、まだ設置できないというところも多くなっています。水素が燃料だと電気が燃料よりある程度長く走れますが、電気と違って補給できる場所が限られています。これから導入を検討している人は水素ステーションがある位置、これからできる場所を把握して負担なく燃料補給できる地域であるかを確認してから選びましょう。